導入事例： 漏れ検出調査によって大幅なコスト削減を実現

機会

施設の圧縮エアー・システムの綿密な検査を行うことで、コストや環境に対する影響の緩和につながります。プラントのエネルギー損失を抑制すれば、大幅なコスト削減を実現することができます。また、オペレーション、メンテナンス、改修に要するコストを軽減する機会を明らかにすることも可能です。エネルギー・コストが安価なことから、多くの業界ではこれらの問題が長年にわたって看過されてきましたが、今日では、経費を削減するには、システムの総保有コストの把握が欠かせません。例えば、1/4 インチ・サイズの圧縮エアー・ラインで漏れが1カ所あった場合、施設全体で年間2,500～8,000米ドル⁽¹⁾を超える費用が余計にかかるとされています（金額は圧力やエネルギー・コストによって変動）。

漏れや非効率な流れが存在すると、莫大なエネルギーが無駄になります。業界での試算によれば、北米の圧縮エアー・システムにおいて、不適切な設計や不十分なメンテナンスが原因で無駄になったエネルギーの額は、年間32億米ドル⁽¹⁾にものぼるとされています。

ある天然ガス処理プラントにおいて、圧縮エアーの漏れによる収益損失額を知ったお客さまが、改善を図るべくスウェージロックの流体システム評価／アドバイス・サービスを利用されました。お客さまは、スウェージロックの専門スタッフが実施したコンサルティングによって、各種オプションを十分に理解した上で、ユーティリティ・エアー・システムの改善を目的とした設備投資について決定を下すことができました。

¹Compressed Oil and Gas Institute, Working with Compressed Air.

課題

カナダのアルバータ州にある大規模な天然ガス処理プラントでは主に、サワー・ガス処理、共同ストリーム処理、天然ガス液体抽出／分別が行われています。

このプラントでは、低レベルの警告が頻繁に発生しており、コンプレッサーから離れたエリアでは特にユースポイントでの空気圧の維持に苦慮していました。お客さまとスウェージロックとの初回ミーティングでは、漏れの可能性とプラント全体のユーティリティ・エアー・システムでの非効率性が指摘されました。スウェージロックの フィールド・エンジニアが推測した原因は以下の2つです：

• 目に見えない非効率性（漏れ、見せかけの要求、業界基準に準じていない作業など）がプラントに存在する
• プラントの要求に、既存コンプレッサーの性能が見合っていない

追加コンプレッサーのパッケージに対し、巨額の資本投資を追加で行うという重要な決断に迫られたお客さまは、ユーティリティ・エアー・システムの評価を受けることに同意しました。

アプローチ

スウェージロックの流体システム評価／アドバイス・サービスでは、4人の流体システム専門スタッフが施設に赴き、8日間にわたって圧縮エアーの漏れ検出監査を実施しました。スウェージロックのチームは、長年にわたって培ってきたアプリケーションに関する豊富な経験、そして高精度の特殊装置を活用し、プラント全体のユーティリティおよびブリージング・エアー・システムすべての漏れ個所について、調査・テスト・識別・タグ付けを実施することを決めました。そして、12,000カ所を超えるチューブ継手の接続部および3,000カ所を超えるパイプ継手の接続部の調査とテストを行って、監査を終えました。

結果

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スウェージロックのサービスを活用するメリット

スウェージロックのフィールド・エンジニアは、お客さまのビジネスに長期的な影響を与えるさまざまなサービスを提供します。 サービスのラインアップ：